孤独hack

”おひとりさま”人生にをちょっとラクに

孤独な男が孤独から抜け出す手段としての結婚について

飲み会の席や、共通の知り合いが結婚し結婚を意識している頃など、そういうタイミングになると、きまって同期の女の子が

男ってどんな時結婚したくなるんだろう

という含みのある疑問を口にする。

私の考えでは、やはり子供が欲しい、か、孤独から脱出したい、のどちらかではないかと思う。

 

結婚する理由

正直言って、男が一人の女性を心から愛する、なんてことは無いはずだ。それに近い物としてありうるだろうのが、長年連れ添った事による人間としての情(あくまでメスとしてではない)か、あまりにその男がモテなくてそれを自覚しているからせめて奥さんというやっと手に入れた1人のメスを取られまいという気持ちからくる感情を抑えた努力、このどちらかなら表面上は「一人の女性を一途に愛している」ように見えるだろう。

ほとんどの場合、オスがメスに求めるのは、性行為をする事、自分の子供を出産・育児する事、共同生活をする上でエサ(現代で言うカネ)を取って来てもらう事、この3つしかない。性行為は別に他のメスで問題無いし、エサをたくさん取って来れる高所得なオスは3つめの利点も利点になりえない。つまり、子供を生んだら結婚する、結婚しないと子供を産んでは行けない、みたいな風潮の現代では「子供が欲しい」から結婚する男が多いと言えよう。

余談だが、過去、というか大昔、女性の大きなお尻やバストは、高い出産能力と高い育児能力を表す形質であったらしい。何かの本で読んだかすかな記憶だから確かではないが、お尻が大きく豊かなバストの持ち主にひかれるのにはそういった理由があるとかないとか。もちろん今現代では人工乳もあるし、出産も医療が介入するから、出産、育児ともにその昔よりもメス単体の能力に依存しなくなってきているから、あまりそこは関係無いのだろう。冷静なオスはそこで結婚相手を選ばないハズだ。

 

孤独からの脱出

話がそれたので戻そう。もう少し掘り下げて、なぜオスは子供を欲しいと思うのだろう。普通に考えて「生き物だから子孫を残したいのはあたりまえだろう」という一言に尽きるが、ではその子孫を残したい気持ちはどういう感情として現れるのだろうか。

それはずばり、「我が子のために努力したい」であろう。

毎日早起きし、上司に怒られ、特異先に頭を下げる。帰ってくるのはもう日が変わっていて、明日も満員電車に揺られる予定。この辛い仕事という、昔でいうエサをとってくる狩りに相当する作業が、自分のためだけに行い、モチベーションを維持するのが次第に難しくなってくるのだ。「もう自分のためだけに生きる事がつらい」と思えてくる。

親やその親である祖父や祖母を見てみよう。彼らはやはり子供や孫を、何よりも可愛がり大切にする。おそらく、それが無くなったらまじめに働く事もやめてしまうかもしれない。2人子供がいればそれはないだろうが、1人だったらありうる事だ。

おそらくこの「次世代のためになら努力できる」という感情が、ある一定の人生経験、ある一定の時間を経過する事で感じるようになるよう、遺伝子によってプログラムされているのだろう。それが先ほど述べた「子孫を残したい」のさらに枝の細い部分に値している、という話である。