孤独hack

”おひとりさま”人生にをちょっとラクに

孤独の原因としてのトラウマについて

孤独の原因の1つとして過去のトラウマが上げられる。過去に人と濃密に関わっていた際、何らかの理由でその関係が終わり、あるいはひどい仕打ちを受け強制終了し、それ以来その濃密な人間関係を築く事を恐れ孤独に陥る、そんなストーリーがこの場合に入る。

 

この場合の対処法は1つしかない。もう一度濃密な人間関係を築く事だ。そのためには、まず勇気を取り戻し、人間関係を濃密にしていこうという気持ちになる必要がある。ここで自暴自棄になったり、諦めたらその時点で孤独は永遠のものとなる。そして次に、その濃密な人間関係を築こうという気持ちになった相手が、こちらに答えてくれる必要がある。これが難しい。拒否される場合や、断られる場合、あるいは場合によっては逃げてしまう場合だって考えられる。これはさらなるトラウマを生むだろう。

 

これを防止するためには、まず眼を養う必要がある。この人のこの感じは、私と壁があるなあ。この人は壁が無いけれど、誰にでも壁が無いから私だけ特別に仲良くなる事はできないなあ。そういった、世間一般に用いられるノンバーバルコミュニケーション、言葉にならない意思疎通を理解する必要がある。人間は関係を円滑にするため、その関係を拒否する時でさえ、いきなり直接その拒否の旨を言葉で伝えない。相手が傷つき、やりにくいからだ。一般的には表情、テンション、声の高さ、話せる内容などでそれを伝える。これらからその情報を正確に読み取ることで、トラウマを生む確率を下げる事ができる。

 

この眼を養うために、接客をやってみるのはいい事だと思う。なぜなら接客する側というのは、基本的に相手にモノを買わせる所まで親密になる必要があるが、一般的にそれ以上親密になる事は何ら利益を生まない。相手を恋愛的に好きになったとかそういう場合をのぞいて。つまり、この方法で「相手にモノを買わせる」以上で「面倒くさい事が起こらない程度」以下な親密度合いを、こちら側が設定、要求する必要があって、それを学ぶ事ができる。私は個人的に、この接客業をした事で、一気に人間関係のモノサシのような武器が手に入った気がする。これは大きな武器である。